毎日食べているお米、でも私を含め、米が実際どうやって育っていくかを知りません。
   現在では、米が育つ過程を分っている人は、きっと少ないんでしょうね。
   米を育てていく過程を知ると、きっと食べ物に対する感謝の気持ちも変ってくる事でしょう。
   今年1年近所の田圃を観察し米が育っていく過程を紹介します。

7月以降の様子です!

兵庫県川西市のある田圃の様子を観察してみる事にしました。田圃は一年掛けていったいどうなるのでしょうか?

7月の様子

2002.7.7 川西のある田圃の鳥瞰

2002.7.7 川西のある田圃の鳥瞰

2002.6.15 上の写真と同じ場所
3週間でこんなに違います。苗の成長は早いですね

2002.6.30 田圃の片隅ではもうコスモスが・・・

2002.7.20 定点撮影場所の様子

2002.7.20 同左 どんどん大きくなっているのが判りますね

2002.6.30 小さな「秋」見つけた 田圃の端にあった栗の木

2002.6.29 こちらは、柿の木
7月(文月)の田圃と暦「くぼたのたんぼ」より引用させて頂いております)
           牽牛星・織女星に詩歌や書物を奉じるので文月(ふづき・ふみづき)といわれています。また、稲が穂を
          含む「穂含月(ほふみづき)」や稲穂の「含月(ふくみづき)」から転じたという説もあります。

7日 七夕    この夜、天の川(銀河)の東岸にある牽牛星と西岸にある織女星が年に1度のデートをするという中国の
         伝説からきています。牽牛星は農業の時期を知らせる星、織女星は養蚕(ようさん)や針仕事をつかさどる
         星とされていました。
          農作業のさまたげとなる夏の睡魔を追い払う行事が行われます。有名なねぶた、ねぷたともに「眠り流し」
         からきた言葉で、邪気をねむのきの枝につけて川に流します。七夕と同じ日に、田の虫を船に乗せて川に流
         して追い払うという虫送りが行われました。
20日頃=土用の入り
         土用の最初の日を土用の入り、最後の日を土用明け(8月7日頃)、その間を暑中といいます。暑中見舞いを
        だすのもこの頃です。夏の盛りの最も暑い時期です。
        土用にビタミンEをたっぷり含んだうなぎを食べる習慣は、江戸時代に平賀源内がうなぎ屋の販売促進キャン
        ペーンとして発案したと伝えられています。
         この頃は、土をいじったり、殺生することは禁じられ、水浴をして身を清め、物忌みをしなければなりません。
        田んぼの水をぬいて、土にひびがはいるぐらい干しあげる土用干しをします。これは、稲の根がよく伸びて、肥
        料の吸収をよくするために行うものです。
23日頃=大暑・土用三郎
         この頃、暑さは絶頂に達します。
        土用の3日目を土用三郎といい、この日に雨が降れば凶作、晴れなら豊作になるとされています。
        ちなみに、今年の7月23日の川西のお天気は、「晴れ」でした!
8月の様子

2002.8.11 立秋を過ぎ、暦の上ではもう秋。苗が何時しか稲穂に変わっていました。

2002.8.11 苗が稲穂に変わっていた。

2002.8.11 稲穂が雀に食べられないように
   ネットで覆っています。
8月(葉月)の田圃と暦「くぼたのたんぼ」より引用させて頂いております)
   八月を葉月(はづき)というのは、稲穂の発する月という意味だといわれています。
1日=八朔(はっさく)、タノミの節供
       田面(たのも)の節、田実(たのむ)の節、迪(たのむ)の節供などと呼ばれています。
      春から続いてきた農作業も一段落して収穫を待つばかりとなるので、1日農作業を休んで、
      二百十日の風水害が無事であることなど、豊作を祈願します。もちろん、神頼みする思い
      でもあります。初めて実った稲の初穂を神に供え、残った穂も豊作になるように祈る穂懸け
      (ほかけ)の儀式を行います。餅やまんじゅう、赤飯などを食べる習慣もあります。また、共
      同で農作業をする仲間の関係を収穫期前にあらためて確認し、感謝の気持ちを表すため
      に、初めての収穫を互いに贈り物にする習慣もあります。 夏の暑さを避けるために許され
      ていた昼寝がこの日以後はやってはいけないことになっており、また、夜なべ仕事を始め
      なければならない決まりともなっていました。そのため「八朔の苦餅」「八朔は婿の泣き節
      供」などという言葉があり、ちょっとうれしくない節日でもあったようです。 
13日=お盆(夏の霊祭)、盂蘭盆会(うらぼんえ)
       五穀豊饒(ごこくほうじょう)を願う予祝祭(よしゅくさい)です。二百十日や二百二十日に
       が来る確率が高い九月は農業の厄月であり、それを避けたいという祈りがこめられてい
      ます。これと、仏教の「孟蘭盆会」とが習合したのが現在の日本のお盆です。
       13日夜に迎え火を焚いて精霊(先祖の霊)をお迎えし、精霊棚を作って、きゅうりやなす
      などの農作物、小麦粉やそうめんなどを供えます。また、きゅうりやなすで精霊様の乗る
      馬や牛を作ります。お墓参りをし、15日夜に送り火を焚いてお送りします。
9月の様子

2002.9.1 稲穂の頭が垂れてきた!

2002.9.1田圃の色が緑から少しづつ小金色に・・・

2002.9.1 夏から秋へ 季節は確実に実りの秋へ向かって進んでいます

2002.9.14 一面黄金色になりました。もうすぐ稲刈りですね。

2002.9.16 定点観測地点は、既に稲刈り完了!
先週は、まだ稲穂が有ったのに・・・

2002.9.16 刈った稲を干しています。
しっかりと防鳥ネットで覆われています。

2002.9.16 この米が、もうすぐ、市場に出回るのですね。

9月8日に定点観測の田圃を訪れて以降、一週間の間に稲刈りをしたようで、残念ながら、稲刈りの様子を見ることは出来ませんでした。しかしながら、ペーパーパイロットさんから、島根の稲刈りの様子が届きましたので、ご紹介します。

Re:稲穂が出来てる! 2002.08.19
ビールの勢い?でムツゴロウさんの活動に感激しています。ムツゴロウさんとは、多分?、昔の仕事仲間です。
副業?で百姓もしていますが、米づくりは大変で、生易しいものではありません。
私のような百姓は労働の対価は求めず、先祖代々の土地を守るため?に米を作っています。
減反もしており、減反による国からの補助金ももらっています。(親父ですが)5反ほど米を作っています。
田舎は島根県で、中国山地のふもとです。8月末には稲刈り(コシヒカリ)です。
 自宅マンションの横で、3坪ほどの土地を借りて、野菜も作っていますが、なかなか大変です。
キャベツは青虫にやられ、とうもろこしはたぶんカラスにやられました。
6月以降、草取りも大変で、草取りをするために菜園を借りているといっても過言ではありません。
 が、この時期、草取り後のシャワーとなんといってもビールのなんとうまいことか。
そんなに投稿はできませんが、ぼちぼち投稿したいと考えておりますのでよろしくお願いします。

稲刈りが終わりました 2002.09.07

ペーパーパイロットです。
中国山地のふもとが私の田舎ですが、先日、稲刈りが終わりました。
乾燥機にかけて、もみすりして、玄米にしました。今日、田舎では出荷していると思います。
もう、秋が来ていますよ。
稲穂
まずは稲刈り前の稲穂を紹介します。
こんなに、頭がたれてます。
稲刈り(モデルは息子)いまや稲刈りは、コンバイン。
稲を刈り、もみと稲をわけ、もみはコンバインのタンクへ、
もみをとった稲は、10センチ程度の長さにきり、コンバイン
の後ろから田へまいています。オペレーターは小学3年生
です。簡単な直線では、子供でも運転できます。

                     

                 
もみを軽トラへ(モデルは兄と息子)
30分も稲刈りするとコンバインのタンクがもみでいっぱいになり
ます。そこで、こうやって、アームを伸ばして軽トラへ移し変えま
す。本当に便利です。    
もみを乾燥機へ(モデルは親父)
軽トラへ移したもみは、乾燥機へ移します。乾燥機で、水
分率15%まで、12時間程度、乾燥させます。昔は天日干
しで大変したが、いまは楽になりました。緑のパイプで移し
ています。右側が乾燥機。  
もみすりと計量(左側がもみすり機、右が計量機)
もみの乾燥が終わると、左側のアームからもみは
もみすり機へ。
もみすり機では、もみは玄米ともみに分けられるとともに、
未熟米も選別されます。
そして、玄米は計量機へ。
この計量機は、米袋に玄米をいれますが、30KGごとに自動
的に停止するという優れものです。昔はこの計量も人手でやっ
ていました。
出荷状態
これが出荷をまつ米袋です。
袋には産地、生産者を書きこみます。
ちなみにこの米は
島根県産コシヒカリ特Aというもので、
島根県のコシヒカリでは最高級のものです。

9月(長月)の田圃と暦「くぼたのたんぼ」より引用させて頂いております)
  9月は長月(ながつき)と呼ばれています。長月とは稲熟月(いなあがりつき)の省略語といわれています。
1日頃=二百十日、風祭
      立春の日から数えて二百十日目をいいます。台風襲来の季節にあたっているので、とくに農家では農作物の
     被害に警戒を要します。
     二百十日の前七日間を「前七日」といって、とくに用心します。昔の人々は、台風は風の神が起こすものだと信
     じていました。風で稲が倒されないよう、花が散らないよう神に祈る祭り「風祭り」「風祈祷」「風日待ち」などが行
     われます。
9日=おくんち
      おくんちというのは、九月九日、十九日、二十九日に行われる収穫祭としての秋祭りをさし、この3日は「三九日」
     とも呼ばれます。九日は供日の意味もあるといわれています。
     おくんちには、赤飯を炊いたり、団子を作ったり、「三九日粥」という粥(かゆ)を作ります。また、刈り上げ節供ともい
     って、刈った稲と鎌を供える習わしが各地にあり、田の神はこの日の餅を食べて、翌日山へ帰る旅に出るといわれ
     ています。
11日頃=二百二十日
      立春の日より数えて二百二十日目です。二百十日と同じく台風襲来の季節で、農家ではこの2つの日を厄日とし
     ています。
15日頃=十五夜
      この夜に出る月を「中秋の明月」といって、昔から月見をする風習が盛んです。昔は月の満ち欠けによって月日を
     知り、農作業や祭事を行ってきましたので、満月の夜は特に大切な節目の日だったようです。
      十五夜にはススキを供え、縁側や屋外にしつらえた台の上に、芋の葉にのせた団子や柿、栗、里芋、枝豆などを
     供え、またそれを神とともに食しました。十五夜に飾るススキは稲穂の代わりとされ、十五夜を稲の収穫祭とも考え
     ていました。かぐや姫がふるさとである月に帰っていったのも、この夜です。
16日頃=社日(しゃにち)
      春分・秋分にもっとも近い、戊(いぬ)の日で、穀物の生育と収穫を祈ります。田の神が山にのぼって、山の神とな
     ります。春の社日を春社、秋の社日を秋社と呼びます。春の社日に種を播き、秋の社日に稲刈りを行うのがよいとさ
     れ、農作業の目安となっていました。
扱祝(こきいわい)
      稲扱きが終わった日に千歯扱きにごはんを供えて、ごちそうで祝う日です。
30日=田の神送り
      地方によっては9月末日に、田の神を田から山へお送りする行事をします。



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お米の事について調べている子供達がたくさんいるぞ!

花岡小学校の総合学習「たんぼ作り」      http://www6.ocn.ne.jp/~kenafkid/h13-56.html
富里町立七栄小学校 5/6年生の米作り    http://academic1.plala.or.jp/nanaes12/kome/
白沼小学校プロジェクト「米作りに挑戦2000」  http://www2.dewa.or.jp/siranuma/kome/komedukuri.html
 ↑(マイタウンマップ・コンクール 奨励賞 受賞作品)
厳木小学校平之分校ホームページ        http://www.saga-ed.go.jp/school/hirano-el/hirano.html
 ↑(全校児童7人(2000年))の学校の活動の様子です
豊中市立東豊台小学校の米作り   http://www.kinki.fo.maff.go.jp/wanpa/wanpa01/syokunou/koutei.html
 ↑(発芽の写真がきれいに撮れています)
守口小学校「米作りネットワーク」   http://www.mydome.or.jp/morisyo/gakunen/5th/

その他沢山あります。検索エンジンで 「米作り」+「小学校」と入力すると4000件以上出てきます。



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